ITFJr. ニューカレドニア遠征
2012年6月30日
榊原です。
先週行われた BNP PARIBAS ニューカレドニアグレード5 の報告です。
成田から9時間のフライトでヌメアに到着。
湿度もなく、コートも海に近く、景色が素晴らしい。
フランス領だけあって、町では英語が通じないことも多かった。
片野は初戦で、ニュージーランドの第三シード(世界ランキング453位)と対戦。
1セット目、3-0リードから5-5に追いつかれ、片野のゲームで6-5になった時、
相手選手がゲームではない、デュースだと主張。
相手選手も初戦でノーシードに負けたくないという気持ちが強かったのだろう。
そこで、片野は相手のその主張通りに、試合を運んでしまった。
実際は6-5 で次は片野のサーブだったのでキープすれば、1セット取れたと思うと残念だ。
主張する強さは勝ちにつなげるには大事だ。1ポイントごとにカウントを声に出すよう、
対策はしていたが、周りの親やコーチは口出しすることは出来ない。
結果は5-7 3-6。負けたとはいえ、手ごたえを感じた試合内容だった。
その後、コンソレでも600位の選手に勝つことができた。
ダブルスは第2シードとあたり、ベスト8だった。
皆、選手は旅費をかけてポイントを取りに来ている。中にはマイアミから20時間の
フライトで息子を連れてきている父親もいた。
会場では必死さが違うのだ。ましてや英語やフランス語が飛び交う異空間の中で、
プレッシャーを持って戦っていかなければならないのは10代半ばの選手には大変なことだ。
片野は、テニス歴も短く、初めて13歳でオーストラリアのITFに出た時は、
相手選手とラリーにもならなかった。
ところがこの2年で、今大会でもシード選手と大差なく戦えるようになったことは事実だ。
他のジュニア選手にもいえることだが、日頃の一日一日の練習を無駄にせず、
頑張っていこう。
今回の遠征に参加してくれた百瀬選手とダブルス初戦突破の後。
コンソレ2回戦で対戦したAnnie Shannon選手(672位)に勝った後。